【レビュー】改訂新版 Pythonコードレシピ集|初心者〜中級の実務に効くレシピ本

『改訂新版 Pythonコードレシピ集』レビュー|初心者〜中級に刺さる実用実務本

「エラーで手が止まる」「実務で何をどう書けばいいか分からない」――そんな悩みを、動くサンプル中心で一気に解決してくれるのが『改訂新版 Pythonコードレシピ集』。小手先のテクではなく、すぐ使える解法が体系的にまとまっているのが魅力です。

改訂新版 Pythonコードレシピ集(紙書籍)

結論:「基礎は触ったけど、実務の書き方でつまずいている人」にはかなり刺さる一冊。

コピペで動くレシピが多く、業務の自動化・データ処理の“型”を手早く身につけたい人向けです。

逆に、文法ゼロからの入門書や、アルゴリズムガチ解説本を求めている人にはやや物足りないかも。

本書の推しポイント

  • つまずき直撃型の構成:検索では出にくい“実務の勘所”をレシピで短距離解決。
  • コピペで動く前提:最初に動かしてから理解が進むので、学習効率が高い
  • 横展開しやすい:一度覚えたパターンを別案件に転用しやすい(業務で強い)。

どんな人に向いている?

  • 基礎文法は触れたが、現場の書き方が知りたい初学者〜中級者
  • 自動化・データ処理・Web連携など、目的ベースで手を早く動かしたい人
  • 体系的にノート化された再利用レシピを手元に置きたい人

電子書籍 vs 紙書籍 比較

項目 電子書籍 紙書籍
閲覧 スマホ/PC/タブレットで即読める 見開きで付箋の使用、書き込みがしやすい
検索性 語句検索が高速 ぱらぱらと“流し読み”が快適
価格/在庫 最新価格は楽天で確認 最新価格は楽天で確認

すぐ試せる“用途イメージ”3例(汎用)

本書のようなレシピ型は、手を動かしながら覚えるのがコツ。以下は用途イメージです(サンプルの一例)。


# 1) CSVを読み込んで列を集計
import csv, collections

cnt = collections.Counter()
with open("sales.csv", newline="") as f:
    for row in csv.DictReader(f):
        cnt[row["category"]] += int(row["qty"])

print(cnt.most_common(5))

# 2) WebからJSON取得 → 辞書に展開
import json, urllib.request

data = json.loads(urllib.request.urlopen("https://api.example.com/items").read())
print([d["name"] for d in data][:10])

# 3) リスト内包表記でクリーニング
raw = [" apple ", "", "banana", None]
clean = [x.strip() for x in raw if x]
print(clean)

「こうした処理をどう組み合わせるか」が実務の肝。レシピ集は最短の書き方を学ぶのに最適です。

口コミ・レビュー傾向|高評価ポイントと注意点

  • 高評価コピペで動く/実務に寄った書き方が身につく点。
  • 留意点:章によっては基礎前提。文法の復習を並走させると理解が早い。
  • 活用術:付箋やメモで自分案件の“型”にしておくと再利用しやすい。

この本が合わないかもしれない人

  • Pythonの文法もまだ怪しく、「if や for から学びたい」レベルの完全初心者
  • 仕組みよりも「ライブラリの使い方だけパパッと知りたい」という人
  • アルゴリズムやコンピュータサイエンス寄りの理論本を探している人

よくある質問(FAQ)

Q. 初心者でもついていけますか?
A. 動かしながら学ぶ構成なので、基礎文法を一度なぞってから読むとベスト。つまずきポイントはレシピで都度解決できます。
Q. 電子書籍と紙、どちらがいい?
A. 検索性の電子書籍書き込みの紙。環境に合わせて併用もおすすめです。
Q. どの分野に強い?
A. データ処理・自動化・Web連携など、業務で遭遇しやすい“定番課題”の解法を身に付けやすいです。

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まとめ

最短で“動く形”に持っていくための良書。電子は検索性、紙は俯瞰&メモ――自分の学習スタイルに合わせて選べば失敗しません。実務のつまずきをレシピで解消して、次のステップへ。

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